近畿弁護士会連合会


理事長挨拶

2024年(令和6年)新年のご挨拶

近畿弁護士会連合会
理事長 浅野 則明

 2024年(令和6年)明けましておめでとうございます。
 本年1月1日午後、石川県能登地方を震源とする地震があり、同県志賀町で最大震度7の揺れを観測し、地震規模はマグニチュード7.6と推定されています。地震発生直後には、2011年(平成23年)東日本大震災以来の大津波警報が発令され、沿岸部には津波が押し寄せて多数の家屋が浸水するという被害が発生しました。建物倒壊等による死者は多数にのぼっており、真冬という状況の下で、救助活動が難航する中、安否確認が取れない人が未だたくさんおられ、人的被害は今後も拡大する可能性があります。輪島市では「輪島朝市」周辺で大規模な火災が発生し、たくさんの家屋が焼失するという甚大な被害が生じています。さらに震源地に近いところでは土砂崩れや道路損壊により交通網が寸断され、未だ多数の人々が孤立状態となり、あるいは停電、断水、通信障害等により多くの方々が避難生活を余儀なくされており、避難生活の長期化による健康への影響が懸念されています。

 今回の災害でお亡くなりになられた方々には謹んで哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに衷心よりお見舞いを申し上げます。また、災害発生直後から懸命な救助・救援・復旧活動に従事されている自衛隊、消防、警察、自治体職員、ボランティアの皆さま、その他関係者の皆さまに敬意を表する次第です。

 今回の能登半島地震による災害は石川県能登地方を中心としていますが、富山県、新潟県及び福井県等においても大きな被害が発生しています。当連合会は、日本弁護士連合会や被災地の各弁護士会並びに中部弁護士会連合会や関東弁護士会連合会、各自治体や士業団体等と協力共同・連携して、被災者が誰一人取り残されることないように、一人ひとりの被災者に寄り添った支援活動を行う所存です。今後、被災された方々の生活再建や心身のケア、電気・水道・ガス・通信等のライフラインの復旧などが大きな課題となりますが、一日も早く平穏な生活を取り戻すことができるよう、当連合会は被災者支援に全力を尽くす決意です。

 

浅野 則明
近畿弁護士会連合会
理事長 浅野 則明

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