近畿弁護士会連合会


理事長挨拶

ご 挨 拶

近畿弁護士会連合会
理事長 𠮷田 和宏

この度、滋賀弁護士会の推薦により、2022年度の近畿弁護士会連合会の理事長に就任しました、44期の𠮷田和宏です。不慣れな部分や至らぬ点が多々あると思いますが、各単位会の皆様方、近弁連の常務理事、理事の皆様方におかれましては、この1年間ご支援ご鞭撻を賜りますようどうかよろしくお願い申し上げます。

1.今、弁護士・弁護士会に求められるもの

 弁護士の使命は、「基本的人権の擁護と社会正義の実現」にあります。
 弁護士がかかる使命を果たすことは、少なからず少数者・弱者の人権に目を向けることであると思っています。社会で人権を侵害されその救済を待っている人々がいる。そういう人々に手を差し伸べ、救済を社会に訴え、問いかけていく。そして、弁護士会は、弁護士の使命にかなう弁護士の活動を支援し、弁護士会としての意見を述べていく。それが弁護士・弁護士会に求められる原点であると考えています。 
 日本国憲法の下での「自由」を考えてみますと、近年、知らず知らずのうちに、少しずつ少しずつ「自由」が傷づけられている、狭められているということはないでしょうか。
「自由」を奪われて、「平和」が失われて、苦しむのは誰か。それは、子ども、お年寄り、障がい者、女性、非正規・外国人労働者・・・といった社会的弱者といわれる人々です。
 世界に目を向けると、国連憲章に違反する軍事侵攻が起きるなど武力的紛争が絶えませんが、それは決して他人事ではなく、日本国憲法の規定する恒久平和主義の理念を改めて確認する必要があるといえます。
 今の社会において、弁護士・弁護士会に求められるものは何も変わらず、むしろ、その役割を果たすことがより重要になっているのではないかと考えています。

2.近弁連の「結び目」として

「近弁連はひとつ」という合言葉で、近弁連の6単位会は結束しています。私は、小規模単位会の所属であることから、小規模単位会の目線も大切にしつつ、各単位会との交流の中でその実情を把握し、近弁連の各単位会の間をつなぐ、いわば「結び目」としての務めを果たし、近弁連の結束を守っていきたいと思っています。
 基本的人権、憲法の問題はもとより、法曹人口、法曹養成、民事裁判のIT化、男女共同参画社会の実現、死刑制度を含めた刑事司法制度の改革、地震等自然災害に対する広域対応など多くの課題があり、近弁連としてもひとつひとつ議論し、共有・発信していかなければならないと考えています。
 そして、弁護士・弁護士会の使命を果たしていくには、弁護士自治という制度的担保の下で、弁護士会が組織力を維持することが大切であるといえます。
 若手・女性弁護士の支援・活躍機会の拡充策、弁護士の業務・経済基盤の拡充策については、様々な施策が検討・実施されているところですが、近弁連の各単位会における取組の交流を行い、近弁連として共有し議論していきたいと考えています。
 そして、日々、弁護士会活動に真摯に取り組んでいただいている近弁連の各単位会の会員の皆様方はもちろん、様々な分野でご活躍されているすべての会員の皆様方に、敬意を表し、声をかけ、寄り添い、支える理事長でありたいと思っています。

3.おわりに

 コロナ禍は、未だ終息が見通せない状況です。対面での議論・懇親の場が制約を受ける中で、コロナ禍の終息の先をも見通し、対面に加えオンラインを活用した議論・懇親の仕方に工夫をこらし、充実した意見交換・議論がなされ、懇親が深まるように努めて行きたいと考えています。
 この1年間、近弁連の「結び目」として少しでもお役に立てるよう務めますので、どうか、近弁連の会務運営にご協力いただきますようお願い申し上げます。

 

𠮷田 和宏
近畿弁護士会連合会
理事長 𠮷田 和宏

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