現在、近弁連出身の17人の常勤裁判官と30人の非常勤裁判官が各地の裁判所で活躍しています(2021年4月1日現在)。裁判の場などで当事者を代理してきた経験のある裁判官(いわゆる弁護士任官者)が増えれば、事実の見方や当事者の主張に対する洞察力において裁判の質をより高めることが期待できます。
また、司法研修所を終了してすぐに判事補に任官した裁判官がほとんどの現在の裁判所に、多様な法曹経験を持った人材が加わることによって裁判所の運営に市民の思いや感覚を生かすことができるほか、弁護士任官者が裁判官の多数を占めるようになれば法曹一元の理想に一歩でも近づくことになります。
実際に弁護士から任官された裁判官からお話を聞くと、弁護士時代とは異なった意味で充実した裁判官生活を送られていることがわかります。任官者個人の人生設計としても有益であるに違いありません。
是非、裁判官に任官する道を考えてみてください。
弁護士任官の制度や手続については、日弁連のホームページもご参照ください。
http://www.nichibenren.or.jp/activity/justice/appointment.html |