近畿弁護士会連合会


理事長挨拶

ご 挨 拶
  1. 今度,平成23年度近畿弁護士会連合会理事長に就任しました畑 守人です。
  2. 近畿弁護士会連合会(略称「近弁連」)は,大阪高等裁判所管内の大阪弁護士会,京都弁護士会,兵庫県弁護士会,奈良弁護士会,滋賀弁護士会,和歌山弁護士会の6つの弁護士会で構成している弁護士会の連合会です。弁護士法は,弁護士・弁護士法人が加入する地方裁判所の管轄区域ごとの弁護士会と全国の弁護士・弁護士法人・弁護士会が加入する日本弁護士連合会(略称「日弁連」)の設立を義務づけています。弁護士会連合会は,法律上設立を義務付けられている組織ではありませんが,高等裁判所の管轄区域毎にその管内の弁護士会を構成員として,近弁連を含め全国に8会あります。
  3. 近弁連を構成する各弁護士会は,会員数に大きな相違があり,規模が違っていることから,それぞれの活動は一様ではありませんが,近弁連は,「近弁連は一つ」を合言葉に,各弁護士会及び所属弁護士相互の連絡調整を図るとともに,各弁護士会の枠を超えた広域的な活動を行っています。そして,近弁連の様々な取り組みが各弁護士会の活動の活性化に繋がっています。
  4. 弁護士法は,基本的人権の擁護と社会正義の実現を弁護士の使命としており,弁護士がその使命を果たすためには,時には国家権力と対峙しなければならなくなることに鑑みて,弁護士に対する監督を裁判所や行政官庁ではなく,弁護士が加入する弁護士会と日弁連が行うこととし,いわゆる弁護士自治を認めています。そして,近弁連を構成する各弁護士会と日弁連は,弁護士の資格審査や懲戒,登録取消の審議などを行っています。
    近弁連には弁護士自治に関わる権能はありませんが,弁護士の独立性や弁護士自治を侵すような問題が生じた場合には,一致して行動しなければならないと考えています。
  5. 弁護士は広く法的サービスを提供するサービス業でもありますが,本来,自分の利益よりも他人の利益を優先させるという公共奉仕の精神をもって学問的専門職に従事するプロフェッションであり,弁護士自らプロフェッションとしての自覚と矜持を持たなければなりません。
    昨今,債務整理を巡って自己の利益を優先させる弁護士の存在が社会の顰蹙を買っていますが,弁護士自治を負託された弁護士会が適切に監督権限を行使することが必要です。近弁連も各弁護士会と連携して取り組まなければなりません。
  6. 平成13年に公表された司法制度改革審議会意見書を嚆矢として,今次の司法改革が始まりましたが,法と正義を中核とする法の支配の理念を社会の隅々にまで及ぼすことや,適正で透明な手続きにより,公正な法的ルール,原理に基づき判断を示す司法が,国民的基盤を確立して社会を支える柱となることを目指しました。そのためには,国民がより利用しやすく,頼りがいのある司法の実現が不可欠です。
    司法改革では,多岐にわたる改革が実行されましたが,なかでも国民の司法参加である裁判員裁判制度の実現,法曹人口の増員と法曹養成の中核となる法科大学院の設置,国民の司法利用を援助する日本司法支援センターの設立が大きな改革です。それら大改革のいずれもが様々な問題を抱えていますが,司法改革の理念を損なうことなく,その改善に取り組まなければなりません。
  7. わが国社会には,貧困問題を始め多くの不合理,不条理が罷り通っています。これらの不条理を正すべき政治部門,行政部門が市民の権利,利益を守らないのであれば,司法はその擁護のために力を発揮しなければなりませんし,そのために弁護士・弁護士会に求められる役割も重大です。近弁連も積極的に取り組む必要があります。
  8. 近弁連では,このような考えに基づき多様な活動を行っていますが,このホームページに諸活動の内容や行事の案内を掲載します。是非ご覧いただき,ご意見やご批判をお寄せ下さい。また,ご案内する行事にも奮って参加していただくことをお願い申し上げます。
  9. 理事長の任期は1年ですが,誠心誠意職務に取り組む所在です。ご支援の程よろしくお願いいたします。
近畿弁護士会連合会
理事長 畑 守人

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