理事長挨拶
ご 挨 拶
近畿弁護士会連合会
理事長 石田 法子
近畿弁護士会連合会のホームページにお越しいただきありがとうございます。本年度理事長の石田からご挨拶申しあげます。
近畿弁護士会連合会(近弁連)とは、大阪弁護士会、京都弁護士会、兵庫県弁護士会、奈良弁護士会、滋賀弁護士会、和歌山弁護士会の近畿にある6つの弁護士会の連合会です。 弁護士として仕事をするためには、各地の弁護士会に入会すると同時に、全国の弁護士の連合体である日本弁護士連合会(日弁連)に登録しなければならないことになっています。しかし、近弁連は、個々の弁護士が加入する組織ではなく、名は体を表すように、近畿の6つの「弁護士会」の連合会です。
三権の一つである「司法」は、人権擁護の最後の砦です。私たち弁護士と弁護士会は、その「司法」の一翼を担うものとして、「基本的人権の擁護」と「社会正義の実現」をその使命としています(弁護士法1条)。私たちは、困っている人、社会的立場の弱い人の立場にたって、正当な権利を護りたい、その為に日々精進していきたいと考えています。そのために近弁連として何ができるか、何をすべきかを考えていく1年としていきたいと考えています。
その為の近弁連の役割は、まず近弁連内部的には、近畿の各弁護士会の情報交換と意見交換を密にして、それぞれ他の弁護士会の活動やその工夫を聞き、自らの会の運営の参考とすること、それぞれの会の状況を理解して、助け合い、一緒に活動すべき問題に対しては協力し合うことを心がけたいと思います。また、日弁連内での対外面では、全国高裁管内ある他の7つの弁護士会連合会との交流と連携という役割があります。各ブロックは規模的に地理的にそれぞれ違いはありますが、協力し合って、日弁連の活動を各地域に浸透させるとともに各地域の意見と力を日弁連に上げて反映し、日弁連の活動に集約していくことに大きな意味があると考えています。
近弁連の特色は、まずは近畿の交通網の便利さで、各弁護士会から1時間から1時間半もあれば集まれるという地の利の良さです。そのため、意見交換、情報交換が密にできるという大きな利点があります。さらに、近弁連は、古くから各地に王朝の都がおかれ歴史的に文化の発展が進んだ先進的な地域でもあり、伝統を受け継ぎながらも意味のない形式的な伝統を超えることにためらいのない地域で、各委員会の活動を始め弁護士会活動の活発な地域です。最近のちょっと自慢は、日弁連の中でも、かなり男女共同参画が進んでいる点です。近弁連管内のすべての弁護士会は、女性会長を輩出しています。弁連理事長は比較的女性が少ない職ですが、近弁連理事長は私で3人目です。また、今年度の日弁連女性理事の36%が近弁連選出。更にクォータ制で誕生した初のお二人の日弁連副会長のうちおひとりは近弁連のかたという、なにやら花が咲き乱れている感がしてうれしい限りです。
近弁連活動の中で、市民の皆様との接点は、11月30日、大阪弁護士会館にて、日本の貧困の現状と取り調べの可視化の2つのテーマでシンポジウムを開催します。市民の皆様も是非多数ご参加いただきますよう、心からお待ちしております。近弁連は、今後とも各弁護士会と一丸となりまして、弁護士が、市民の皆さんの身近な存在となり、お役に立てるよう、頑張っていきますので、どうぞよろしくご支援ください。
近畿弁護士会連合会
理事長
石田 法子
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